トップ 廿日市再発見 民話・伝説・史説 蛇の池 大蛇伝説


       蛇の池Jyanoike

蛇の池は、極楽寺山にある蓮の花の咲く神秘的な池である。
昔、この池に大蛇が棲み農民を困らせるので退治したという伝説が池の名称となった。
今から90年前の大正の頃までは、池が凍り、天然の氷が採れ、また凍豆腐が生産されていた。

<大蛇伝説>Daijyadensetu
◇その1
「蛇 の池」は昔から大蛇の住む池と伝えられています。頭が八つ、尾が三つの大蛇は「春になると池から
はい出て、出雲の方へ行き、秋になると娘をさらって戻って蛇は「春になると池からはい出て、出雲の方へ
行き、秋になると娘をさらって戻ってくる」とうわさされ、春の雨の夜と秋の長雨の夜には決まって「ずるずる
っ、ずるずるっ」という不気味な音が聞こえていました。「古事記」にでてくることで も有名な、あの須佐之男
命(スサノオノミコト)が出雲で大蛇を退治してからは、不気味な音は聞こえてこなくなったそうです。


◇その2
その昔、雨が降り続いた時、大蛇が泥水とともに流れ出て、下平良の人々たちを脅えさせました。この大蛇
をなぎなたで退治したのが「福佐売(ふくさめ) 神社」「1」に祭られている福佐売の姫でした。その時に飛ん
だ大蛇の首は、流れ出た血で瀬戸内海を真っ赤に染めながら二つ山向こうの地御前村にまで届きました。
たたりを恐れた村人たちは神社を建てて祭りました。大蛇の頭が八つあったので「八つ面(やつもて)神社」
「2」と呼ばれ、現在も地御前に残っています。

「福佐売(ふくさめ) 神社」 「八つ面(やつもて)神社」
MAP画像をクリックすると拡大 MAP画像をクリックすると拡大
MAP画像クリックで拡大 MAP画像クリックで拡大

戻る     Top