廃藩置県(はいはんちけん)
明治新政府は明治二年(1869)六月各藩主を知藩事、七月藩知事に任命したが、中央集権の改革が
徹底しない政治機構であったため、明治四年(1871)八月二十九日(旧暦七月十四日)にそれまでの
藩を廃止、地方統治を府と県に一元化した行政改革として廃藩置県を断行する。
それまで旧藩主が任命されていた藩知事の役は廃止され、つまり藩から県となり、東京への移住が
命じられる。各県には藩知事に代わって新たに中央政府から県令が派遣されることとなった。

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